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# 07 CMO 東大貴

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コンシューマープロダクト事業本部
CMO
「まだ解明されていないことが多い『未病』領域に飛び込んだのは、“リアル”に暮らしを豊かにするための次なるムーブメントを作れると思ったから」
そう語るのは、2021年SheepMedical株式会社のCMOに就任した東大貴。自身が創業した株式会社Conteeを完全小会社化し、現在SheepMedical既存事業の強化と新たな事業展開まで幅広く手がけています。
デジタルマーケティングを軸に経営者としても研鑽を積んできた東に、いま“日本が世界に打って出られる市場に挑戦する”おもしろさと、これから実現したいことを伺いました。
 
目次
 

マーケティングや新規事業立ち上げの経験を「未病領域」へ

――まずは簡単に経歴を教えてください。
IT企業のマーケティング職を経て、デジタルマーケティングの最盛期に株式会社ディー・エヌ・エーで複数事業のグロース責任者を務めるなど、新規事業の立ち上げ、プランニング、推進に携わりました。
もともと、とにかくおもしろいことがしたい!というブレない軸があり、その後、複数スタートアップの新規事業開発や企業の経営改善(コンサルティング)を行う中、ワクワクする事業展開を見据え、株式会社Conteeを創業しました。
 
――合併前は、どんな取り組みに力を注いでいたのですか?
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株式会社Conteeでは、フィットネス領域を事業ドメインに、ウェブサービスにとどまらず、健康領域のサービス・プロダクトを広げていました。併せて、大手企業のDX支援などを行なっていました。
実は私自身、体が弱く、風邪をひきやすかったり胃腸が弱かったりと、長年続く不調の改善に悩んできました。様々な検査をしたものの内科系の問題はなく、専門家に相談したところ、“治療済みの詰め物(歯)が取れていたこと”が原因ではないか、とアドバイスを受けたんです。
これが的中!治療をしたら劇的に改善したんですよね。この体験で、口腔から始まる健康が、体の健康に繋がることを知りました。同時に、こうしたことを知らない私たちのリテラシーと、専門家の持つリテラシーに大きなギャップがあることを感じたんです。
この体験からも、今までクリアになっていない体の知識を、専門家から一般人に落とし込み、「当たり前に検査に行く」、「日頃のクリーニングを気軽にアプリで登録」などが実現ができたら、日本の暮らしはもっと豊かになると考えました。
フィットネス領域でも体に関する評価・フィードバックを専門家から身近に受けられるサービス開発を進め、業界の変革を目指していました。
 

SheepMedical社との合併の背景

――そんな中、SheepMedicalに出会ったんですね?
複数の事業を模索していたところ、知人の経営者から急に「投資先の会社で完全にデジタル最適化された最高の歯科医院を3年で100店舗作り上げるリーダーを探してる。東さんを推薦してもいい?」というオーダーをいただきました。
普通に無茶振りですが、おもしろそう!と快諾。難しいことに挑戦し、可能にしていくことにワクワクする性分なんですよね。でも結局、歯科医院を作るという企画ではなく、歯科クリニック向けのSaaS事業を作ることになったんですが(笑)。
 
――その事業立ち上げ・プランニングから、歯科領域/メディカル領域までを推進していくことに?
はい。最初は歯科領域の新規事業を任されましたが、会社のイグジットや特定事業に特化していくつもりもなかったので、結果的に、Conteeが実現したかったことをスピーディに挑戦できるチャンスだと思いました。
 

未着手市場への挑戦。「ものづくり×データ」で生まれるシナジーに魅力を感じて

――決め手は何だったのでしょう?
一つは、「世の中で当たり前になっていない領域で、“リアル“に暮らしを豊かにしたかった」ことです。DXが加速する中、私が大事にしたかったのは、いわゆるVRなどの仮想体験や技術とは異なる“人肌感”。私にとって、それが人の健康を作る指標やデータだったんです。
特に、病気になる前の、健康な時からの体のデータを蓄積し、その先にサプリメント・食事指導・ライフスタイル充実といった、暮らしをリアルに豊かにするサービスを作りたかった。前述したように、予防が重要な歯科はその一部で、事業のポートフォリオとしてカバーしたい領域でした。
さらに、歯科にとどまらず、SheepMedicalが取り組もうとしている腸内細菌、ボディケアなど、これから大きくなりうる市場を検討していた社長の松本のアイデアと、自分の事業化の方向性が驚くほど一致していて。
 
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もう一つは、未着手の健康領域、「未病」領域に対する大きな魅力ですね。
長寿の国、日本が世界に誇れる「未病」領域で、一兆円企業を目指すSheepMedicalが、歯科領域から、メディカル領域にがっつりと参入していくフェーズで、そのジャンプを作る役割になりたいと思ったこと。
事業の成長には、非連続の成長が必要で、今ある事業あるいは今後生まれていく事業がどんなに良くても、それをジャンプさせなければいけない。日本で一番、健康指標のデータを持っている会社であれば、「ものづくり×データ」で生まれる、次なるムーブメントのチャンスがあると思いました。
病気になる前の1人の健康データの解像度を上げ、人々の健康を幅広くサポートしたい。今回の合併で、SheepMedicalとともに事業ドメインを広げていくと同時に、実現したかったこの想いを事業として加速させたいと思います。
 
未知の領域でも、活きるのは「ユーザー体験・プロダクトづくり」の視点
――これまでの想いを形にするチャンスですね!実際にはどのような業務を担当しているのですか?
歯科領域のSaaS事業、腸内細菌の検査サービス、各種D2Cプロダクト、米国専門医と共同開発中のフットケアプロダクト、バイオ領域の研究と学会での情報発信、既存のデンタル事業を支える技工物づくりのためのシステムまで幅広い全事業に関わっています。
準備中のプロダクトに関しても、世の中で当たり前になっていない領域を開拓中です。既存の、歯科矯正(マウスピース)の事業も、まだワイヤー矯正しかない市場から参入してポジションを獲得しています。まだ仕上がっていない市場に挑戦するおもしろさは、これからもっともっと実感できると思います。
 
――とはいえ、研究や臨床の専門家と連携する「未知の領域」。大変なことも多いのでは?
それで言うと、研究や臨床は私の専門ではないので、ドクター・研究者と共通言語で話すことができません(笑)。ただ、私は自分なりの視点と、専門家の視点で変革できるプロダクトづくりを目指しています。
活きているのは、私の強みである「ユーザー体験を軸にしたプロダクトづくり」です。これまでかかわったウェブサービス、ライフスタイル系のプロダクトづくりは、私たちに最も身近なユーザー体験をサービスに反映していくことが大きな仕事でした。
だから専門家とは、「ユーザー体験・プロダクトづくり」の文脈で、患者に対してどんな治療のプロダクトやシステムを作ったらいいのかディスカッションするようにしています。すると、「ユーザー体験としてはここが足りないから、もうちょっとこうしませんか」と言えるようになってくる。これは逆に、私たちが求められていることだと思います。
 
――まさに、新たな世界に飛び込むやりがい、おもしろさですね。
トップクラスのドクター・研究者と、研究領域から関われることは大きな醍醐味です。
Sheep Medicalの資産である「ものづくり×データ」のノウハウに「患者体験」が加わると、サービス体験のフローを変えていける。それによって、治療体験全体の品質が向上するサービスづくりもできる。そうしたDX支援が推進できると、本当に幸せな日本になると思います。
また、大学教授、政治家、大企業の重役まで、幅広い方々と連携しながらプロジェクトを進めているので、これまで会ったことがないバックグラウンドの方々とも日々関わります。これまでにない人脈と接続することで、さらなる展開が生まれていくのではと、ワクワクしかありません。
 

「今、チャレンジに、これほどいい環境はない」

――最後に、今後の仕事への想いを聞かせてください。
新卒からIT業界に身を置きながら、実はデジタルネイティブでもない。そんな私がもっとも親近感が湧くのは、暮らしが豊かになるために必要な“ユーザー視点”です。極端ですが、よく眠れて、寝起きにハッピーな気持ちになれる、そういう毎日の暮らしに根ざした、臨場感のあるプロダクトです。
可能性に溢れた「未病」領域と「DX」の掛け算。チャレンジにこれほど良い環境は今、他にないと思っています。逆に、経験者であっても新しいエッセンスを求められます。
これからの世界に新しいムーブメントを作りたい!まだ未着手の市場を切り開いていきたい!という方と一緒にワクワクするお仕事ができたらと思っています。
 
SheepMedicalでは新しい仲間を募集しています。東の想いに共感してくださった方、事業に少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ下記よりお気軽にエントリーください。
 
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