#14 ≪対談≫ 石橋文武×柴山健太郎

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フロントエンドエンジニア
対談
SheepMedicalは、歯科矯正と予防医療のデジタルトランスフォーメーションで、人々の健康増進に寄与するとともに歯科業界の新しいビジネスモデルを確立するため、”未病”をテーマにしたプロダクトを創出しております。
今回は、プロダクトを生み出すに欠かせないフロントエンドエンジニアの石橋文武(写真左)と柴山健太郎(写真右)にCTOの豊島同席のもとインタビューしました。
 
<目次>

入社のきっかけはリファラル

――まずはおふたりの経歴とSheepMedicalの入社経緯を教えてください
柴山:新卒で入社した会社で、ソーシャルゲームの開発に携わり、そこではリードエンジニアやPMなどのロールを担当しました。直近の職場ではフロントエンドエンジニアとして、React, TypeScriptを利用した開発に従事しており、この点はSheepMedicalの技術スタックとマッチしていました。
SheepMedicalには、新卒入社した会社で一緒に働いていた長谷川さん(コンシューマープロダクト事業本部事業推進部部長)から声を掛けてもらったのがきっかけで入社しました。
詳しく話を聞かせてもらったところ、国内では2社と合併したばかりで、これからみんなで新しい事業を立ち上げていこうとしていることや、開発部門もまだ小規模であるということで、0→1のフェーズに大きな裁量で携われることに魅力を感じ、転職を決めました。
 
石橋:僕は、はじめSIerの企業に就職して自社アプリケーションの開発に携わりました。そこでJavaScriptに興味が湧き、JavaScriptを極めたいと思い転職をして、金融系の自社アプリケーション開発に携わりました。
3社目が前職になりますが、前職でも自社サービスの開発を行っていました。
僕もSheepMedicalへ入社したきっかけは、もともとプライベートで友人だった情報システム本部の水谷さんからの紹介ですが、僕の場合、既に転職活動ははじめていました。
以前から、開発をするうえで、ユーザーに価値を提供するためのプロセスを正しく踏むことができているのだろうかと思うことが増えていて、よりユーザーと向き合った開発がしたいと思い、転職を考えていました。
そういった悩みを水谷さんに話したところ、SheepMedicalのCTOの豊島は、多角的な視点を持っているから、その悩みが解消されるかもしれないと紹介してくれました。
その後、実際に面談で豊島さんの話を聞き、エンジニアがプロダクトに対してとても真摯に考えていることが伝わり、入社したいと思い面接を受けました。
 
――柴山さんは2021年9月、石橋さんは2022年4月と、おふたりともコロナ禍で転職をされていますが、不安はありませんでしたか?
石橋:コロナ禍での転職ははじめてだったため、コミュニケーションをリモートだけで十分に取れるのだろうかという不安はありました。
ですが、システム開発部門では、オンボーディングにペアプログラミングが導入されていたため、スムーズに業務に入ることができました。
技術的なことももちろんですが、個人的には業務内容やドメイン知識をキャッチアップするのに、これは出社してやった方が良い、これはリモートでもできますねといった感じで、効率の良いキャッチアップ方法を的確にアドバイスしてもらえたことは、とても助かりました。
出社頻度は月1~2回程度ですが、必要に応じてWeb会議ツールを使ったオンラインでのMTGもできますし、リモートで不都合を感じることなく仕事ができています。
 
柴山:僕は前職からリモート勤務をしていたこともあり、リモートに対する不安はありませんでしたが、ペアプログラミングが導入されていたことはとても有難かったです。
1対1なので、僕の状況や欲しい情報に対して柔軟にと言いますか、よしなに対応してくれたので、効率良く情報のキャッチアップができました。
 
豊島:わからないことはなんでも聞いて良いからと言われても、実際入社したてだと聞きづらかったり、そもそも誰に聞いて良いのかわからなかったりということもありますからね。ペアプログラミングであれば、疑問点をすぐ聞けたりドキュメント化しにくいニュアンスの部分なども伝わりやすかったりする利点があると考えています。チームメンバーの人となりのような部分も掴みやすく、早い段階でチームの一員になるのに適していると考え、オンボーディングプロセスに組み込んでいます。
 

クライアントやユーザーの想いをともに形にする開発。SheepMedicalのバリュー《Insight First》を体現

――いまはそれぞれどのような業務を担当されているのでしょうか?
柴山:HBA※¹と菌ドック※²という2つの事業のシステムを開発担当しています。
HBAは、日本腸内環境栄養学会監修の腸質改善アドバイザー資格を取得できる学習講座を通じて、腸内環境に関する専門家を増やすことで、腸から元気になる人を増やしたいという事業です。
菌ドックは、腸内細菌叢の遺伝子配列を解析して、腸内細菌の種類や割合をレポート形式で提供し、生活習慣改善に役立ててもらうための事業になります。
もともと菌ドックは、2021年9月に合併したマイクロバイオータ社のサービスだったのですが、業務が属人的になっていたり、クライアントへのサービスが手厚くなり過ぎて非効率になっていたり、改善すべき課題が複数ありました。まずはあるべき業務プロセスはどんなものかということを現場の担当者とディスカッションしながら、開発を進めているところです。
 
SheepMedicalのバリューにInsight First(常にユーザーのインサイトから始める。コンテキストを捉えデータを読み解く)がありますが、フロントエンドの開発をするにあたってとても大切にしています。
たとえば、菌ドックのシステムをつくる上で「そもそもどのような検査を、どのような手順で行っているのか?」ということを理解していないと、適切なシステムとは何なのかという議論もできません。
個人的にはそういった背景の理解や、現場担当者の目線を意識してサービスを作りたいという思いがありました。なので、いまは週1回の頻度で横浜市鶴見区にあるラボに出社し、検査担当者に検査方法をヒアリングしたり、検査器具の写真を撮影したり、実際の業務イメージを深めています。
業務イメージが深まると、検査器具のような変えようのないハードウェアの部分でも、そこからどんな情報を出し入れしているのかなどがわかり、ここは人力でやらないといけないけど、ここは自動化できるよねという議論ができるようになります。
DXにはこのような視点も必要だと感じているとともに、すごくやりがいや楽しさも感じています。
 
――そこまで現場に入り込んでいることは知りませんでした。まさにInsight Firstですね。技術スタックについても教えてください。
柴山:HBA、菌ドックどちらのシステムもReact, Next.js, TypeScriptを使用して開発をしています。
もともと手動でコマンドを打ってデプロイする仕様になっていたのを、GitHub Actions 経由で Vercel環境にデプロイができるようにOps部分の変更をしている最中です。
 
石橋:僕はハオシルというサービスの開発に携わっています。
ハオシルは、口腔内環境を見える化するアプリケーションです。患者様が使うスマートフォンアプリと歯科クリニックが使うWEBアプリケーションに分かれていますが、僕は後者を担当しています。
柴山さん同様、ユーザーである歯科クリニックの先生方からヒアリングしながら開発をしていますが、クリニックの業務や歯科の基礎知識が無いと、有益なディスカッションはできませんし、サービス開発に適切に反映することができないので、そういった情報をキャッチアップすることの難しさもありますが、非常に重要だと感じています。
 
――どのように情報をキャッチアップされているのでしょうか?
石橋:社内共通で使用しているドキュメントから基礎的な情報はキャッチアップしつつ、会話の中でわからない単語があれば、その都度調べるなど能動的に情報を取りにいくようにしています。
あと、デンタルクエストという歯科の漫画があるんです。それもすごく勉強になります。会社にも置いてありますし、個人でも購入しました。
あとは、先日オフィスに歯科医の先生をお招きした飲み会もありましたね。そこで、歯科クリニックの現状や大変なこと、裏話や先生の想いなど、歯科業界に関して諸々と教えてもらいました。
そのなかで、先生が「日本人は口腔の健康に対しての意識が低い傾向があるけれど、それは自分で将来を諦めているところに繋がるので、そういった日本人の感性を変えていきたい。」という想いも話されていて、納得もしましたし、作っているサービスの価値や可能性のイメージが深まって、開発するモチベーションが高まりましたね。
エンジニアが、直接クライアントの熱い想いなどを聞ける場って、実はそんなになかったりするので、改めてすごく良い環境だと感じました。
 
――もともと歯科業界に興味を持っていたのでしょうか?
石橋:正直なところ、特に興味はありませんでした。
ですが、それこそ直接歯科医の先生の話を聞いたりして、歯科の知識が深まってくると、自ずと興味は湧いてきましたし、自身の歯に対するリテラシーも高まりました。
SheepMedicalのメンバーは歯に対するリテラシーがとても高くて、とても驚いたことを覚えています。でも、ふたを開けてみれば、実は僕と同じように元から歯科業界に興味があったわけではなく、サービスを作り始めてから知識を吸収し始めたという人ばかりなんです。
もちろん仕事上必要な知識だからということもありますが、それだけではなく、クライアントやユーザーと近い距離にあるからこそ、心を動かされるというか、熱量が高くなるというのはあると思います。
 
――普段から、歯科医師の先生やユーザーとのコミュニケーションは取りやすいのでしょうか?
柴山:菌ドックの場合は、中核となる検査業務を担うユーザーが社内のメンバーなので、コミュニケーションはかなり取りやすいです。
 
石橋:ハオシルは、プロダクトの仕様などを管理している部署があるので、普段はその部署を介して先生と連絡を取っていますが、6月から朝会に週1回先生も参加してくれることになったので、定期的に直接コミュニケーションが取れるようになりました。
 
柴山:それはすごいですね。
 
石橋:はい。すごく貴重な時間です。
――お2人は別のプロジェクトチームだと思いますが、フロントエンドエンジニア同士のコミュニケーションの場はあるのでしょうか?
柴山:あります。フロントエンドエンジニアメンバー全体で、月1〜2回対面でのランチ会を行っています。
ざっくばらんに話せるランチ会は、情報交換を通して知見を共有するだけでなく、リフレッシュの場にもなっています。
技術的な課題も千差万別、解決方法も千差万別で、個人もしくはプロジェクト内だけで考えると狭い領域での考えになってしまいますが、他のプロジェクトではどういったことをやっているのかを聞くと、視野が広がりますし、単純に他のプロジェクトの状況を聞くだけでも面白いです。
 
石橋:そうですね。前回はテストについて、どのようなツールがいいのか、どのような進め方がベストなのかなどの議論もあって、汎用的な知識の深堀にも繋がっています。
 
柴山:そうそう。普段はプロジェクトチーム内のいち、推進メンバーとしての会話が多いと思うのですが、そうではなく、フロントエンドエンジニア同士で、純粋にフロントエンド技術のことを話す場は、技術的なスキルアップに繋がるのではないかなと思っています。
 
石橋:会議のように話す話題が決まっている訳ではないので、本当に興味のある話題について話ができる感じが良いですよね。
 
柴山:みんなフロントエンドエンジニアということが共通しているので、「あ、その観点で!」みたいな。自由に話していても多くの気づきがありますね。
 
――ざっくばらんに話すことができる場だからこその情報もあって、チーム全体のスキル向上に繋がっているんですね!ほかに環境面でSheepMedicalならではのことはありますか?
石橋:サービスの質や信頼性の向上のための、外部ツールを積極的に導入している印象です。
例えば、脆弱性の対策のためにSnykを導入していたり、ユーザーがどのようにアプリを利用しているのかというデータを取るために、一般的に利用されているGoogleアナリティクスだけでなく、より詳細なユーザー情報を取得するためのDatadogが導入されていたり、内部管理に対する意識は高いと思います。
 
柴山:そうですね。SREの森本さん※³には感謝ですね。
 
――現在課題に感じていることはなんでしょうか?
柴山:菌ドックのサービスは、組織自体が立ち上げ期ということもあり、諸々曖昧な部分があります。本来であれば、業務フローに基づいて、開発要件を決めて進めていきたいのですが、業務フローが綺麗に整理されているわけではないため、何度も現場とやりとりをする必要があるというのが課題かなと思います。
一方で、そのやり取りを通して業務理解にも繋がっているところもあるので、そこは粘り強く取り組んでいきたいなと思っています。
 
石橋:チームとして課題に感じていることは、仕様を決める際に、エンジニア・関連部署・先生間でのやり取りが頻繁に発生するのですが、そこの情報の伝達をもっとスマートにやりたいですね。
なので、さらなるドメイン知識の底上げはチーム全体で取り組むべき課題かなと思っています。
 

クライアントやユーザーととことん向き合ったプロダクトづくりで世の中に新しい日常を届けていきたい

――今後はどんな方にご入社いただきたいですか?
石橋:繰り返しになりますが、Insight Firstの考えに共感いただける方にご入社いただきたいです。何のためにこのサービスを開発しているのか、実際どのように使われるのか、どうすればより便利になるのかなど、サービスの目的やユーザーの背景など、多角的な視点で考え本質を捉えることができる方は、やりがいも感じていただける環境であると思います。
 
柴山:そうですね、石橋さんが言われた内容に私も同意です。
ちなみに背景などWHYにつながる点は特に、ドキュメントに書き残すことを大切にしています。
ですが、まだまだ不十分なところもあるため、要件定義から開発をリードすることもできるし、ドキュメンテーションの重要性を理解していて、中長期的な目線で成果物に向き合えるような方、またはそうなっていきたい方には、ぜひご入社いただきたいです。
僕自身も、ドキュメントの書き方については勉強中で、先日会社の制度を利用して「Docs for Developers: An Engineer’s Field Guide to Technical※⁴」という本を購入しました。
近年、ドキュメントを書くのは当たり前になってきていますが、どう書いたらいいのかわからないエンジニアに向けた本で、とても参考になります。
 
――最後にここまで読んでくださった方へ一言ずつお願いします!
柴山:医療の領域で、ユーザーと向き合って世の中に新しいサービスを生み出したい!という想いがある方は、ぜひお待ちしています!
医療と聞くと踏み込むのに躊躇する方もいらっしゃるかもしれませんが、ドメイン知識は、入社後にいくらでもつけることができるので、そこは気にせずにご応募いただきたいです。
 
石橋:サービスをこれから世に出していくフェーズなので、自分が試行錯誤して取り組んだこと一つ一つが、会社に与える影響も大きく、やりがいのあるフェーズだと思います。自分が作ったものを、世の中の多くの人に使ってもらいたい、新しい日常を届けたいという想いをお持ちの方は、ぜひご応募お待ちしております!
 
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SheepMedicalでは新しい仲間を募集しています。少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ下記よりエントリーください。
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※¹:Human Biotics Academy(https://humanbiotics.jp/) ※²:菌ドック(https://kindock.com/) ※³:SRE森本真一インタビュー「事業の変革期をSREの立場からリード中!」https://note.com/sheepmedical/n/n82b07ea9a15f ※⁴:Bhatti, Jared. Docs for Developers: An Engineer’s Field Guide to Technical Writing : Publish Co, 2021